日大レベルの進め方④

日大レベル完成へ

参考書紹介

ここで終わった後に出てくるのが「マーク式基礎問題集 古文」です。これはセンター形式ですがセンターよりも短い文章で、難易度としては若干簡単な古文の問題が出てくる形になっています。改訂版では難易度別になっていて、ちょっとわかりやすくなっています。また基礎問題も入っており、非常にパワーアップして使いやすくなっています。

センター古文は難しい!?

センター古文は日東駒専よりも、下手をするとMARCHよりも難しいのではという意見が出ますが、これは事実です。特に日東駒専に関しては、どう考えてもセンター古文の方が難しいです。そのため古文に関しては、センターを受けない場合はセンターレベルをカットしても構いません。「古文上達 基礎編」ができていれば、日東駒専は過去問をやれば十分戦えますし、MARCHレベルでも文学部でなければ過去問をやっていれば勝負できるレベルまでもっていくことができるでしょう。そこで例えばMARCHレベルが終わってから、センターをやればいいのではと思う人がいるかもしれませんが、それはダメです。なぜかというとセンターを先にやっておくと、それだけでMARCHのハードルが下がるという利点もあるからです。

センター古文でテクニックを磨く

選択肢を使って本文を読み取ることがうまくできるようになるといいでしょう。MARCHレベルに入るときちんと読まないといけない側面が出てきますが、その時に読めないと解けないというケースが、センターよりも発生しやすいです。このような時に文章を利用するというテクニックがきちんと使えると、最悪ある程度読めなくても選択肢で理解を深めていくという手を使うことができます。つまり選択肢をヒントに本文を読んでいけるので、文章そのものの難易度が高くても、読み方という意味ではセンター古文の方が色々な読み方の練習には使いやすいので、センター古文を先に入れています。なのでここでマーク式の古文、センターの過去問をやり、まずここで日大レベルとセンター古文をここで終わらせます。

復習の仕方が大切

ここで重要なのがやり込みの部分です。復習の仕方を間違えると、古文の解答だけ解けるように暗記してしまい、全く成績は上がりません。それから全訳を見て、内容が分かってから問題を解き直すのも、意味がないのでやめましょう。このレベルですと、本番で解ける読み方というものを自分なりに吸収できる情報のみで読む練習をしないと、全訳ありきで読んでも自分ではできるようにはなりません。つまりその読み方は解説時しかできない読み方ですので、オススメできません。日大レベル標準にかかる時間は、およそ4、5か月です。これは「古文上達 基礎」の問題数が45題あり、1日1題で6週やっても2か月近くかかるためです。けれども古文はここを終われば、日大ルートの7割ぐらい終わります。追加で記述をやりたいという人はもうちょっとかかりますが、私大は結構ここまでが難関です。そこを乗り切れば早稲田はちょっと辛いですが、MARCHまでは順調にいけるでしょう。早稲田も基礎がしっかりできている人ならば、早稲田の過去問をやればいけるでしょう。

日大レベルを終えた後

ここまでで日大標準が終わって、その後日大レベルをより固めたいという人は、日栄社の「日東駒専&産近甲龍の古文」という現代文でもご紹介した過去問を集めているシリーズをやって、後は受ける予定の学校の過去問をやればいいでしょう。日東駒専や産近甲龍のレベルですと古文自体が少ないので、この参考書で補強をしておかないと過去問をいっぱい買うことになるので、これを買っておいた方がいいでしょう。非常に使いやすい上、大して時間もかからないため、古文が苦手な人はやっておくに越したことはないでしょう。あと日東駒専や産近甲龍の日大発展をやる時に、古文の読み方を要点だけ確認したいという人向けに「大学入試の得点源 古文」というレイアウトが白と赤の参考書がありますが、これはとても薄い倫理でオススメしているシリーズの古文版です。これは一通り習った人がまとめで使うのに非常に優れた教材ですので、これ単独でやると大変な目に会いますので気をつけましょう。この参考書は講義がないノートのようなものなので、分かっている人からするとよくまとまっていて確認しやすいです。それを含めて「日東駒専&産近甲龍の古文」を全部解き終わるのに3週間ちょっとから1か月かからないくらいかかるでしょう。なので日大をフルでやると8か月くらいかかるという話になりますが、1日1時間でそのぐらいの時間です。そのため急ぐ人はもう少し早いペースでやるといいでしょう。

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